妊娠時の画像分析は母体と胎児への影響から行う事は出来ませんが、妊娠時における顕著な姿勢分析の変化としましては、腰椎前彎と仙骨底角の増加、分節の可動性の増加(特に仙腸関節と恥骨結合部分)、体重負荷の踵方向への増大、歩行の変化等が見受けられます。

症状としては腰痛を訴える方が多いですが、これには多くの病理学的な原因が考えられます。

① 脊柱への負荷の増加。

② 妊娠時の脊柱の形態。

③ レラキシン(卵巣から分泌されるペプチドホルモン)の増加による靭帯の弛緩。

④ 椎間板の膨隆。

⑤ 胎児による直接的な母体への圧力。

⑥ 血管の狭窄。

これらが原因となり腰痛を発生させるパターンが多いです。

勿論カイロプラクティックの適応範囲です。